胃潰瘍・十二指腸潰瘍ulcer
概要
胃や十二指腸の粘膜が深くただれてしまう病気です。主な原因はピロリ菌感染と鎮痛剤(NSAIDs)の長期服用です。「空腹時にみぞおちが痛む」などが典型的な症状です。出血すると黒色便・吐血が起こることがあり、緊急の治療が必要になる場合もあります。
原因
- ピロリ菌感染(最も多い原因)
- 鎮痛剤(NSAIDs・アスピリン)の長期服用
- ストレス
- 喫煙・多量飲酒
なりやすい人
- ピロリ菌感染者
- 関節痛・腰痛などで鎮痛剤を常用している方
- 強いストレスにさらされている方
- 喫煙者
こんな症状はありませんか?
- 空腹時にみぞおちが痛む(食事で楽になる)
- 食後2〜3時間後に胃が痛む
- 黒っぽい便が出た
- 吐き気・嘔吐がある
- 背中まで痛みが広がる
検査と診断
胃カメラ(上部消化管内視鏡)で潰瘍の部位・深さ・出血の有無を確認します。同時にピロリ菌の組織検査も行えます。
治療
胃酸分泌抑制薬(PPI・P-CAB)で粘膜の修復を促します。ピロリ菌が陽性の場合は除菌治療(抗生物質2種類+胃酸抑制薬を1週間服用)を行います。除菌成功後は再発率が大幅に低下します。